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05.30 07:41

中国の消費高度化加速、輸入商品のニーズが旺盛=商務部

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中国商務部が28日発表した「主要消費財の需給状況統計調査分析レポート」によると、中国消費者の輸入商品に対する需要が旺盛で、輸入商品消費が消費総額の30%以上を占める消費者は、調査対象者の20%を超えた。なかでも、化粧品と育児用品の消費比率はそれぞれ36.1%、33.4%で、第1位と2位になった。

 

レポートによると、所得水準の向上に伴って、消費者の優良輸入商品に対する消費意欲が増している。世帯月収が2万元を超える消費者は、輸入商品の購入歴があり、最近1年以内に輸入商品を購入もしくは購入検討をした割合は86.6%に達した。

 

商品の分類別で、中国の消費者は、化粧品、育児用品、時計・メガネ、乗用車、宝飾品などの輸入商品に対する需要が強く、それぞれ消費比率は、36.1%、33.4%、28.9%、27.3%、22.7%だった。

 

消費者は輸入商品を購入する際、安全、価格、品質に気を付けている。消費者の90%超が、輸入食品や育児用品の購入時に安全を気にしており、70%超が、文化・教育・体育・レジャー用品、化粧品、インテリア用品の購入時に特に品質を考慮している。

今後の需要については、消費者の31.0%が向こう半年間に輸入商品の消費増を計画している。需要トップ5は順に、化粧品、時計・メガネ、育児用品、乗用車、宝飾品。

 

また、輸入商品は市場供給を大きく補っている。スーパーマーケット、百貨店、大型総合スーパーなど流通企業を対象とした調査によると、商品販売総額に占める輸入商品の割合が5割以上に達する企業は24.4%で、業種別では、乗用車、インテリア用品、時計・メガネ、電器・電子製品、食品がそれぞれ、51.1%、34.6%、31.0%、25.9%、25.4%となっている。

 

輸入拡大の流れについてレポートは、向こう1年間に輸入が増される見通しの商品として、食品、育児用品、化粧品、時計・メガネ、乗用車を挙げた。また、輸入商品の選択ではブランドが重視されており、企業の39.2%が輸入商品をブランドで決めると答えている。





(チャイナネット)


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