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07.11 07:49

中国のスポーツ観光市場、規模1兆元へ

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サッカー・ワールドカップの試合が白熱するなか、中国人サッカーファンの熱も高まっている。データによると、6月7日時点で、中国でのワールドカップチケット購入量は4万枚を超え、スポーツ観光消費のブームを引き起こした。中国国内では、北京冬季五輪委員会が先ごろ、冬季オリンピック経済発展戦略検討会を開き、専門家が、2022年冬季オリンピック開催地とその周辺をベースとした京張(北京と河北省張家口)冬季五輪文化スポーツ観光産業ベルトの構築を提案した。

 

競技イベントから産業ベルトをつくることは、中国のスポーツ観光市場が上向きの発展トレンドに入ったことを示し、その背景には大規模競技イベント、政策、消費高度化などがある。国連世界観光機関(UNWTO)は、2020年に世界スポーツ観光市場の規模が4000億米ドルを超えると予想。また、中国国家観光局と中国国家体育総局は2016年末に共同で「スポーツ観光発展に関する指導意見」を発表し、2020年までに中国スポーツ観光の総消費額が1兆元を突破するとの見通しを示している。

 

スポーツ界の有名人がスポーツ観光の分野に足を踏み入れることはスポーツ観光発展の縮図とみなされ、鄧亜萍氏はその代表の一人だ。2016年10月に鄧亜萍チームと中原投資公司は、河南省に鄧亜萍スポーツ産業投資基金を設立。これが有名スポーツ選手が命名した国内初のスポーツ産業基金となった。資金募集額は50億元、当初規模は5億元を予定し、市場化方式で運営を行う計画となっている。


データによると、2016年時点で設立済みの国内スポーツ文化産業投資基金は20件を超え、その規模は累計400億元に達した。鄧亜萍氏は、スポーツ観光市場が非常に大きく、消費高度化と質の高い生活の追求に、テーマ化とスポーツリゾートの観光方式が次第にマッチしてきたとの見解を示す。スポーツの面からみて観光は、「山と水を観る」時代が過ぎ、「山と水で遊ぶ」時代が来ており、体験生活方式の高度化が必須の選択肢になる。

 

鄧亜萍スポーツ産業投資基金の業務は観光地を拠点とし、観光地にスポーツ運動プロジェクトを導入する。ロッククライミング、スキー、マウンテンサイクル、高地マラソン、熱気球、パラグライダーなど、一つの区域で立体的な娯楽プロジェクトシステムを構築する。

 

参加と体験の満足度が観光消費のニーズとなり、これはスポーツ観光プロジェクトにぴったりと合う。ゴルフ、乗馬、登山、ダイビング、屋外スポーツなどもスポーツ観光プロジェクトだ。伝統的な観光ツアーと違い、スポーツ観光は参加者分布の広さ、消費ニーズの多様性と顧客の継続性において、突出した特徴を持っている。マラソンが良い例だ。「2017中国マラソンビッグデータ分析レポート」によると、2017年に中国で開催された各規模のマラソン競技会は1102回で、2016年の328回の3倍余り、2011年の22回の50倍余りに上り、スポーツ産業全体に活気をもたらすと同時に、観光の窓口にもなった。



(チャイナネット)


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