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「一帯一路」、中欧班列の速度を上げる
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「海運より時間が短く、空輸より費用を節約できる」欧州市場のノートPCの需要を満たすため、中国内陸部の製造業が発展している重慶市は8年前、現地からドイツのデュイスブルクに向かうコンテナの鉄道輸送を試みた。ところがこれが中国と欧州の間の鉄道輸送の新モデルをもたらすと予想した人は少ないだろう。
わずか数年で、国際定期貨物列車「中欧班列」が絶えず線路上を行き来するようになった。固定的な線路と便と全過程の時刻表に基づき、中国と欧州及び「一帯一路」沿線諸国間を走り、国際定期貨物列車の統一的なブランドになった(中国鉄路は2016年6月8日に正式に中欧班列統一ブランドの使用を開始した)。利用する国、輸送に使用される線路、流通する商品が増え続け、古代シルクロードの貿易の活況が再現された。
先月の全国両会の会期中に国家交通運輸部が発表したデータによると、中欧班列の運行本数は累計1万3000本に達した。
そのうち7割が新疆から出入国する。新疆新鉄国際物流有限責任公司の南軍副総経理は、中欧班列の発展を目の当たりにした。南氏によると、当初は運行本数が少なく、1週間に1本のみの場合もあった。運行路線は4本のみ。現在は毎日3本以上で、運行路線は21本に達している。
運行の規模とカバー範囲の拡大に伴い、中欧班列はノートPCという単一的な貨物を輸送するだけではなく、沿線部の貨物の統一輸送を開始した。
シルクロード経済ベルトの中心エリアにある新疆は、ユーラシアとつながり中国と海外を横断する重要な交通ハブとしての優位性を持つ。そのため中欧班列の重要な参加者、受益者になっている。
新疆の鉄道部門によると、中欧班列・ウルムチ集結センターから出発する出入国班列に積まれる貨物の品種は、当初の電子製品や日用品から、機械製品、化学工業製品、木製品、紡績品、小型商品、食品など200以上の品種に増えており、現地の製品も少なくない。新疆産のケチャップも中欧班列に乗りイタリアに運ばれ、欧州人の食卓に上がっている。
ウルムチ集結センターから出発する中欧班列は現在、48時間でカザフスタンのアルマトイ、72時間でウズベキスタンやタジキスタンなどの国に到着する。8日でロシアに、16日でオランダに、19日でイタリアに到着する。
中欧班列の新疆内での移動距離は1500キロ以上で、その運行の品質と通関の効率は中欧班列の運行の質を左右する。記者は先ほど阿拉山口及び霍爾果斯の2カ所の班列出入国口岸を取材したところ、中欧班列の通関時間を最大限に短縮するため、鉄道及び税関などの職員が「日中+夜間」交代作業体制により、荷物が到着すれば直ちに検査できるようにしていた。
阿拉山口税関の責任者である王伝傑氏によると、阿拉山口を経由する中欧班列が激増しており、月平均1本から1日平均7本に増えている。職員は中欧班列に「全過程優先」のオーダーメイド型通関サービスを提供し、最短20分内で班列全体の通関手続きを完了し、時間を3分の1弱短縮している。
(チャイナネット)