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04.30 08:55

世園会が開幕、趣と緑あふれる住まいをつくる

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北京世界園芸博覧会(世園会)という園芸の祭典が、長城の麓で上演されている。世園会は世界に中国のグリーンな発展の道、生態文明の方針を示し、各国と共に人と自然が調和し共存する美しい絵を描く。各国が趣深い楽園を共に築く並々ならぬ歩みを見守る。


世園会は輝かしい名刺であり、美しい中国のグリーンな発展と生態建設がここで咲き誇る。「如意」を示す中国パビリオンは青々とした水と山の中で広がり、中国風の園林の美を示す。「花傘」の国際パビリオンは「鋼鉄の花の海」を広げ、独特な創意工夫を示す。古く優雅な永寧閣は媯川と燕山を一望し、花が咲く棚田を見下ろす。生態緑地は水を留め、ハイテクを搭載したソーラーガラスは直射日光がなくても発電できる。目を楽しませてくれる園林の風景、息をする命あるスマートな建築物は天人合一の理念を持ち、生態科学技術の力を見守り、「万花之園」に魅力的な春の息吹を注ぎ込む。


世園会は輝かしい舞台であり、世界の珍しい花と木、園林芸術が美を競う。英国エリアの「植物バー」で天然発酵のジンを飲み、オランダエリアで精巧なデザインの屋上花園を観賞し、ドイツエリアで工業都市が「グレーからグリーンに」変わった発展の歩みを振り返り、国際竹藤ネットワークエリアで「生態竹居」の創意と趣を味わう。園芸と生活が融合し、伝統と現代が繋がる。各国は独特な生態哲学と多元的な生活の美学を活き活きと説明する。


世園会は文明の対話で、美と美が認め合い交流し、ここで調和的に共鳴する。各国の出展企業と庭師が先進的な育種・栽培、園芸デザイン、技術革新について交流・検討し、さまざまな民族文化と風土人情が来園者に新鮮な体験をもたらす。英国の植物学者であるウィルソンは100年以上前、中国は「世界の園林の母」であり、世界の花園の生物多様性に豊富なサンプルを提供したと称賛した。世園会では花と木を通じた心の対話が繰り広げられ、500回以上の文化イベントが開催される。東洋と西洋が再び出会い、異なる文明の交流と相互参照を見守る。


自然と調和的に共存し、グリーンによって未来に火を灯す。中国と世界は共に人類のふるさとを守るため努力し、世界の人々に多くの考えと啓発をもたらしている。浙江省の美しい山村には田園風景が広がり、ノスタルジアに浸ることができ、国連人居賞(the Habitat Scroll of Honour Awards)を受賞した。中国の砂漠化防止経験は世界各国で共有されている。中国の植樹・造林の世界全体に占める寄与度は4分の1にのぼる。キリンが「胸を張って通過」できるケニアのナイロビ〜モンバサ鉄道、ソーラーパネルの下で野菜を栽培するパキスタンの太陽光発電所、各国の気候変動対応、各国によるグリーンな「一帯一路」の共同建設の推進など、中国は世界の生態文明建設の重要な参加者・貢献者・リーダーになっている。


美しい中国、グリーンなふるさとをつくり、人類の趣深い宿りを共に建設する。これは世園会の世界に対する誠意ある招待だ。国際園芸家協会(AIPH)のティム・ ブライアークリフ事務局長が、「世園会は観光客に美しい園芸と花園を見せるだけでなく、中国と世界が発展の成果を共有し、グリーンな生活を求め、運命を共にする理念を反映する」と述べた通りだ。


生態環境は人類の生存・発展の基礎を固め、文明の栄枯盛衰に影響を及ぼす。グリーンな発展が世界の共通認識及びライフスタイルになるなか、この植物・園芸・科学技術・人文の祭典は、風景を作り出し生活に趣を持たせ、人々の心の中に長く存在し続ける。








(チャイナネット)


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