現在位置 : 天健ネット > 日本語版トップ >
北京大興国際空港のハイテク、「中国の速度」を示す
- 小
- 中
- 大
テキストサイズ
北京大興国際空港が25日、正式に開業した。京雄都市間鉄道の北京西〜大興空港区間、新空港地下鉄線も26日正式に開通し、運行開始した。「5縦2横」の中核交通網により、旅客はより便利に空港に移動できる。またターミナルビルのスマートな要素も「スムーズ」で、搭乗手続き、手荷物託送、安全検査、搭乗、乗り継ぎのすべてが順調に進む。旅客は新たな移動体験を楽しめる。
新空港地下鉄線は中国初の時速160キロの地下鉄線だ。旅客が草橋駅から出発し、大興新城を経由し終点の大興空港駅に到着するまで19分しかかからない。草橋駅には遠隔搭乗手続き、安全検査、手荷物託送サービスを利用できる。地下2層の駐車場があり、駅の外には5本の交通乗り継ぎ線が新設された。これは今後建設される地下鉄19号線との共用となる。さらに地下鉄10号線につながる乗り継ぎ線も建設される。
旅客はさらに、26日に正式に開通した高速鉄道京雄都市間鉄道の北京区間から新空港に向かうことができる。北京西駅から高速鉄道に乗ることで大興空港駅に直接移動でき、最短28分で大興国際空港に到着できる。日常線では毎日、高速列車「復興号」が24往復する。うち20往復は途中停車なしで北京西駅から大興空港駅に直通する。全線で電子切符を使用。
大興国際空港に入ると、旅客の最も直観的な体験はSF感だ。搭乗手続き、手荷物託送、安全検査、搭乗という4つの重要サイクルの全フローをセルフで行うことができる。ペーパーレスで通行し、顔認証で搭乗する。旅客は顔認証だけですべてのフローを通過できる。
東方航空北京地上サービス部副総経理の董斌氏は「まず顔認証で安全注意が表示され、タップして同意すると顔情報の取得に入る。顔認証の登録をタップして確認すると、身分証を置くよう指示される。1秒で登録が完了する」と説明した。
便の乗り継ぎ時間は、空港の能力を示す重要な指標だ。大興国際空港は国内線から国内線の乗り継ぎを30分、国際線から国際線への乗り継ぎを45分、国内線から国際線への乗り継ぎを60分、国際線から国内線への乗り継ぎを60分で実現する。この時間の短さは世界トップレベルだ。
初歩的な統計によると、大興国際空港は40余の世界一・国内一を樹立した。ここは世界最大の単体免震建築、世界初の高速鉄道が地下を通過するターミナルビル、世界初の2フロア出発・2フロア到着のターミナルビルで、アジア最大の格納庫もここで建設される。環境保護の理念を示すため、大興国際空港は国際ハブ空港の中で初めて、エリア内で使用される車両を100%新エネ化した。
大興空港は将来的に北京首都国際空港とともに、北京を世界初の国際ハブ空港を2つ持つ都市にする。両空港の乗客数は年間延べ2億5000万人を突破する。人・モノ・資金・情報の流れといった生産要素が効率的に集約し、150平方キロメートルの臨空経済区を活性化させる。北京及び雄安新区の建設に貢献し、京津冀(北京・天津・河北)区域協同発展を促進する。
(チャイナネット)