ネット業界の売上拡大続く　1～8月に20.9％増

工業情報化部が発表したデータによると、今年1～8月、一定規模以上のネット関連企業の事業売上は7522億元。前年同期比で20．9％増だった。1～7月と比較しても0．2ポイント増えた。

工業情報化部の担当者によると、この8カ月間のネット関連企業は以下の優れた点があった。第一に、利益の増加速度が売上のそれを超えた。1～8月、全業界の営業利益は709億元。前年同期比32．7％増だった。前年同期より19．7ポイント高い数字である。1～7月の時期より13．2ポイント高く、売上増加率の数字より11．8ポイント高かった。

第二に、研究開発への投入額が高止まりを続けている。1～8月、全業界の研究開発費は313億元。前年同期比で21．0％増だった。4．1ポイント上回る増加率で、売上増加率とほぼ同じ数字となっている。

第三に、固定資産投資額の増加率が上昇に転じている。1～8月、全業界の固定資産投資額は245億元。前年同期比で5．1％増だった。減少局面だったものが、この7カ月で上昇に転じた。

それ以外にも、ネット関連企業は音楽や映像コンテンツ、ネット販売、旅行、生活サービス、電子政府関連業務などのアプリで革新を続けており、売上も拡大が続く。1～8月、ネットを通じた音楽や動画、ゲーム、ニュース情報、読書などの情報サービスの売上は4958億元。前年同期比で24．3％増だった。1～7月の増加率より3．2ポイント高く、ネット関連業務全体の65．9％を占めている。生産サービス、生活サービス、科学技術革新、公共サービスなどのプラットフォームを主業務とする企業の売上は1974億元。前年同期比で17．2％増だった。1～7月の増加率より2．8ポイント高かった。ネット企業を支援する関連ネットサービスの売上は72億元で、前年同期比で23．3％増だった。

（チャイナネット）