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10.25 08:45

中国の極地観測、強国になるため邁進

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中国第36回南極観測隊の隊員107人が22日、極地観測砕氷船「雪竜号」に乗り、上海市から南極大陸に向かった。雪竜号には今回、中国が自主建造した極地科学観測砕氷船「雪竜2号」という新パートナーが備わった。同船は15日に深セン市を出発し、南極初航海を開始していた。

1984年の初の南極観測から現在までの35年に渡り、各世代の中国観測隊員は最も遠い南を目指した。「人類の南極の平和的利用に対する貢献」から「南極を認識し、保護し、利用する」へ、科学観測船「向陽紅10号」の南極初航海から雪竜号及び雪竜2号による南極探査へ、五星紅旗の南極初上陸から大陸氷河の頂上における観測基地の建設へ――中国は極地観測の大国の仲間入りを果たし、強国になるため邁進している。

中国の極地科学基礎研究はすでに、極地大陸氷河の不安定性及び海面の変化、南極海の還流の変化及びその世界的な影響といった、6つの優先分野を確定している。上述した2隻の南極探査により、中国の科学者がこれらの分野の革新的な研究で新たな進展を実現し、南極を認識し、保護し、利用するため新たに貢献することに期待できる。



(チャイナネット)

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