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中国人観光客、今年は158カ国でショッピング
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貿易摩擦と地政学的な変動を受け、高級品ブランドが中国人観光客への依存を強めている。中国人の今年の域外旅行における支出は、その他のすべての国を上回っている。中国人客は食事や宿泊などの支出を増やしたが、幸いにも支出額でトップを占めているのは依然としてショッピングだ。
最新の研究報告書は、驚くべき統計結果を示した。女性観光客は海外旅行中にショッピングに夢中になりやすいとされるが、中国の場合は男性の方が支出が多く、その今年の平均的な金額は女性の1.15倍だった。これは男性の方がショッピングにお金を費やし、女性は割安の商品や割引を求めることを意味する。
また調査によると、購入額が最も多いのは80年代生まれの中国人だ。最も若い消費者であるZ世代は、自由旅行や海外でのショッピングを開始している。
中国人客の海外消費は158カ国を網羅している。これは彼らがより遠い場所でショッピング体験を楽しもうとしていることを意味する。人気目的地のトップは依然として日本だが、今年の中国人客海外ショッピング目的地トップ10は全世界に跨る。興味深いことに、中国人客の買物額の年間成長率が高い国の中から、米国が抜け落ちている。具体的な都市を見ると、トップ10のショッピング目的地は東京、ドバイ、ロンドン、パリ、名古屋、シンガポール、京都、沖縄、福岡などで、米国の
都市はランクインしていない。報告書によると、米国は依然として中国人客が好むショッピング目的地だが、成長率が大幅に低下している。この低下分は他国に吸収されている。中国人消費者の1人平均買物額が最も多い国は英国。
さらに報告書によると、中国で最も消費に意欲的な観光客は、上海及び北京の市民に限られなくなった。実際に今年最も海外旅行者が多かった中国の地域は広東省だ。
(チャイナネット)