現在位置 : 天健ネット > 日本語版トップ >
12.20 14:41
敦煌鉄道が全線開通 中国北西部初の環状鉄道網を形成
- 小
- 中
- 大
テキストサイズ
12月15日、ドローンで撮影した塞什騰山付近の敦煌鉄道。12月18日、粛北・馬海区間の開通に伴い、敦煌鉄道が全線運営を開始し、中国北西部に最初の環状鉄道網が形成された。
中国国家鉄道集団有限公司が明かした情報によると、敦煌鉄道は青海省海西蒙古族蔵族自治州と甘粛省酒泉市にあり、北の蘭新鉄道柳溝站から敦煌、阿克塞、粛北を経由し、祁連山脈を抜けて青海省に入り、馬海、大柴旦に沿って青蔵鉄道西格区間の飲馬峡駅に乗り入れる。線路は全長671キロ、設計時速は120キロ、 牽引定数は4000トン、長期の貨物輸送能力は年間3600万トンに達する。
敦煌鉄道はすでに開通している柳溝・敦煌、敦煌・粛北、馬海・飲馬峡区間と今回開通した粛北・馬海区間を含む。粛北・馬海区間は全長173キロで、2013年4月に着工した。水壩河、黒石溝、長草溝、当金山、蘇干湖、塞什騰山の6駅を新たに設置。
敦煌鉄道は青蔵鉄道と蘭新鉄道の2大鉄道幹線の重要な接続線で、蘭青鉄道、蘭新鉄道、青蔵鉄道と繋がり中国北西部で最初の環状鉄道網になる。また、格庫鉄道と合流し、北西部から中央アジアに向かう2本目の国際大ルートになり、新疆、甘粛、青海、西蔵の4つの省区を結び、同地区の交通網の空白を埋め、新疆、西蔵ひいては中央アジア諸国間の鉄道輸送が迂回していた歴史に幕を下ろす。新疆・西蔵間の輸送距離は1100キロ、約10時間短縮され、沿線住民の移動を便利にした。
(チャイナネット)