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12.23 10:01

産業ロボット分野 中国企業が海外企業買収を強化

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日本メディアによると、産業ロボット分野において、中国企業は海外企業を次々と買収している。ある統計によると、中国企業が過去4年間で買収・出資した海外企業は13社になる。

『日本経済新聞』ウェブ版が12月3日に伝えたところによると、中国の大手産業ロボットメーカーの南京埃斯頓自動化はこのほど、ドイツの老舗ロボットメーカーの買収計画を発表した。同社は、買収を通して新しい革新的技術を取得したいと示した。

買収先は1919年創立の独ロボットメーカーのCLOOS。同社は自動車の板ばねの溶接ロボットの製造を得意とする。買収案はドイツ政府に認可され、年内に買収取引を終える予定。

それ以前に、埃斯頓は複数の企業を立て続けに買収し、中国企業の中でその買収の攻勢は一際注目を集めた。

埃斯頓自動化は自動車や家電の溶接ロボットなどを主力業務とする中国の新興企業。次から次へと買収し、2018年度(2018年12月締め)の売上高は勢いよく増加した。

記事によると、そのほかの中国企業も近頃、海外企業の買収を立て続けに行なっている。ロボット制御システムを生産する江蘇哈工スマートロボットは、自動車用ロボットの生産を得意とするドイツのNIMAKグループを買収すると発表。

中国は世界最大の産業ロボット市場で、世界市場の3割を占め、中国の産業ロボットメーカーの全体的な存在感も高まっている。2019年の中国メーカーの出荷台数は世界の3割前後を占める見通し。日本の大手産業ロボットメーカーの役員も、「中国企業の実力を切実に感じている」と話した。



(チャイナネット)

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