中国のデリバリー業界、今年の取引額は6000億元を突破へ

美団研究院が中国飯店協会と共同発表した「中国デリバリー産業調査研究報告書」によると、中国の今年第1−3四半期のデリバリー産業は全体的に、良好な発展の流れを示した。通年のデリバリー業界の取引額は6035億元にのぼる見通し。デリバリーの範囲の拡大が続いている。

デリバリー産業の持続的な急成長は、オンライン・オフラインの融合発展を促し、消費応用シーンを拡大し、外食業界の発展に新たなエネルギーを注ぎ込んだ。

産業のデジタル化アップグレードが一つの流れになっている。美団の王莆中高級副総裁は、「過去5年間でデリバリー業界の範囲が拡大し、一つのプラットフォームを形成した。これを踏まえた上でユーザー・企業・配送業者を結びつけ、シェアキッチン、デリバリー代行運営などの多元的なサービスを生み出した。ユーザーはより豊富なメニューを求め始めており、外食サービス産業では『人気商品化』『店舗小型化』『チェーン化』『健康化』の新たなトレンドが生まれた」と述べた。

健康化を例とすると、より栄養価が高くバランスの取れた料理が、デリバリーの発展のトレンドになっている。今年第1−3四半期に、美団外売の軽食の受注量は前年同期比で102％増加した。

デリバリーは外部への拡大を続けている。美団のプラットフォームを見ると、植物、コスメ、日用品などの受注量が急増している。デリバリーにより日常的な需要、及びケーキや花束などの祝日の需要を満たすことが新たなトレンドになりつつある。

（チャイナネット）