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中国、2019年ホワイトカラーの6割「昇給した」3割以上「負債あり」
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中国の求人サイト・智聯招聘が2日に発表した「2019年ホワイトカラー満足度指数調査研究報告」によると、6割のホワイトカラーが2019年に昇給した。また、3割以上が負債を抱えている状態で、8割近くが「生活費が増えた」と感じていた。そして4割以上が20年について楽観的な見方を示しており、勉強してスキルアップすることが主流の計画となっている。同調査では、中国全土のホワイトカラーを対象にアンケートが実施され、有効回答数は8977件だった。
ホワイトカラーの6割「昇給した」
調査によると、ホワイトカラーの59.6%が19年に「昇給した」と答えた。5%以内の昇給が最多で、28.4%だった。一方、29.3%が「給料に変化なし」と答え、11.2%が「減った」と答えた。
ホワイトカラーは20年の昇給にも期待しており、調査では58.9%が「給料がずっと変わらない状態から抜け出すために、昇給を自ら要求する」と答えた。
調査では、ホワイトカラーの33.1%が19年に転職したと答えた。18年の38.84%と比べてやや減少した。
経済的環境において不確定要素に満ちていた19年について、ホワイトカラーの25.6%が「自分への影響はない」と答えた。また、44.9%が「一定の影響があったものの、楽観視している」と答えており、18年の調査結果と比べると明らかに上昇している。
報告書によると、19年、ホワイトカラーの7割以上がマクロ経済の影響を受けたものの、楽観的な態度を保っている人が増えている。
ホワイトカラーの3割以上「負債あり」
調査によると、19年、ホワイトカラーの75.6%が「生活費が増えた」と答えた。その原因として、供給が急減したことによる豚肉の高騰で食費が増えたほか、ホワイトカラーはさらなる生活の質の向上を求めており、タクシーを利用したり、よりきれいな家を借りたり、ネットショッピングの利用が増えたりしていることが挙げられる。それらが原因となってホワイトカラーの支出は増え続けている。
また、19年、ホワイトカラーの34.6%が負債のある状態にあった。18年の21.89%と比べると大幅に上昇しており、「ワーキングプア」が増加していることが分かる。貯金額を見ると、「1-3万元(1元は約15.6円)」が14.2%、「5万元以上」が17.0%だった。それぞれ例年より低い水準だった。
4割以上が2020年を楽観視
報告書によると、20年のキャリア発展に関して、ホワイトカラーの4割以上が楽観視しており、うち29.9%が「比較的楽観視している」と答え、14.6%が「自信に満ちている」と答えた。一方、3割以上が「不安、心配」と答えた。
20年の計画に関して、ほとんどのホワイトカラーが勉強してスキルアップを目指したり、新たなチャンスを探したり、昇進・昇給を実現したりして、職場での不安を解消したいと答えた。
そのうち、65.0%が「勉強してスキルアップしたい」、57.2%が「新しい突破口やチャンスを見つけたい」、51.2%が「昇進、昇給」を目指したいとした。全体的に見ると、ホワイトカラーは新しい年にポジティブな見方を抱き、スキルアップを目指すと同時に、明確な目標を定めている。
「人民網日本語版」