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02.06 10:06

夜勤でマスクの生産をサポートする上海のボランティア

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「夜勤12時間で、私たちボランティア20人はマスク30万枚を生産した!」。ここ数日、上海松江区車■鎮(■は土へんに敦)にあるマスク工場では、上海各地から車を数十キロ走らせて駆けつけた外資系企業の最高財務責任者(CFO)、起業家、大学生、聴覚障害者など、さまざまな背景の人々が、12時間眠らずにマスクを生産し続けている。


午後7時、点呼が終わると、説明が行われ、使い捨ての防護服、帽子、鞋カバー、耳当てなどを装着したボランティア20人が他の作業員と共に作業場に一歩足を踏み入れると、ムッとした暖かい空気と機械が稼働する音が聞こえ始め、12時間に及ぶ仕事が始まることになる。


「新型コロナウイルスの感染状況に際し、マスクは今最も不足する物資の一つとなっている。機械が止まらない限り、作業員の手も止まることはない!」と、この作業場では、各機械をフル稼働させ、1分間にマスク約50枚が生産されている。10枚ずつまとめ、50枚一組にし、1箱に5000枚入れる。生産ラインでは、ボランティアがリズムに合わせてマスクの質を1つずつチェックし、箱詰めなどの作業を行っていた。


作業に参加しているのは、緊急要請を受けて集まったボランティアたちだ。春節(旧正月、今年は1月25日)期間中、上海松江区にある美迪康医用材料(上海)有限公司は、マスクを大量生産しなければならないものの、従業員がまだ休暇から職場に戻って来ておらず、人手不足が解決急務の問題となっていた。それを知った上海のある民間非営利組織の責任者・周蓉さんは同社に連絡し、ボランティアを派遣して、夜間の生産をサポートしたいと伝えた。

ボランティア募集の情報をSNSの公式アカウントや関連のボランティアサイトに掲載したところ、応募者が殺到。募集用の微信(WeChat)グループに300人が名を連ね、一晩20人の募集枠は瞬く間に埋まった。


意外にも応募が殺到したため、周さんは美迪康医用材料と話し合い、条件を満たすボランティアが1月29日から2月9日まで、交代で毎晩7時から翌朝7時まで作業をサポートすることに決めた。


さらに、選出に外れたにもかかわらず、直接やって来た熱意あるボランティアまでいた。1月31日夜、ある老夫婦が、名簿には載っていなかったものの、上海宝山区顧村から車を約100キロ走らせてやって来た。そして、到着するなり、「春節は上海にずっといて、体は健康。年齢制限はあるのか?」と話し始めた。


「とても感動した。とても追い返すような気持ちにはなれなかった」と話す周さんは、「ボランティアを選ぶ時、体が健康であること、最近上海市から別の場所に行っていないことなど高いハードルを設けていた。また、ボランティアのために保険にも加入した。そのため心を鬼にして、選出に外れた方には帰ってもらった」と話す。


12時間後、ボランティア20人は、生産したマスク30万枚を確認した。現在、美迪康のマスクの生産量は1日当たり100万枚以上になっている。


実際には、昼夜問わず、ボランティアが生産に参加している。早朝7時になると、マスク工場にはまた、新たなボランティアがやって来る。十分なマスクを供給できるよう、美迪康は春節期間中、24時間態勢で生産を続けているからだ。




「人民網日本語版」


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