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<企画>1-3月の経済情勢に関するデータを発表 中国
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1-3月、社会消費財小売総額は7兆8580億元(1元は約15.2円)で、前年同期比で19.0%低下した。このうち3月は2兆6450億元で同15.8%減少し、減少幅は1-2月を4.7p下回った。
全国のオンライン小売額は2兆2169億元で同0.8%減少した。このうち実物商品のオンライン小売額は1兆8536億元で同5.9%増加し、増加幅は1-2月を2.9ポイント上回った。
1-3月の中国の貨物輸出入額は6兆5742億元(1元は約15.2円)に上り、前年同期比6.4%減少した。このうち3月の対外貿易輸出入額は2兆4500億元で同0.8%減少し、減少幅は2月を8.7p下回った。
1-3月には、輸出額は3兆3363億元で同11.4%減少し、輸入額は3兆2380億元で同0.7%減少した。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は983億元の黒字だった。
3月の対外貿易輸出入額は2兆4500億元で前年同期比0.8%減少し、減少幅は1-2月に比べて8.7ポイント縮小した。このうち輸出は1兆2900億元で3.5%減少、輸入は1兆1600億元で2.4%増加した。
1-3月には、中国国内の投資家が世界153ヶ国・地域の企業2538社に非金融分野の直接投資を行い、投資額は累計1690億3千万元(1元は約15.2円)で、前年同期比0.6%減少した。米ドルに換算すると242億2千万ドル(1ドルは約107.6円)、同3.9%の減少になる。
対外請負工事の完成工事高は1953億4千万元で、同12.4%減少し(米ドル換算で279億9千万ドル、同15.3%減少)、新規契約額は3865億元で同13.2%増加した(米ドル換算で553億8千万ドル、同9.4%増加)。対外労務協力に派遣した各種労働者は6万4千人で前年同期より4万7千人少なく、3月末時点で海外にいる各種労働者は74万4千人となった。1-3月期の対外投資には主に、▽「一帯一路」(the Belt and Road)沿線国への投資が増加を続けた▽対外投資の構造が多様化し続けた▽対外請負工事で大型プロジェクトの新規契約が増加した、という3つの特徴がみられた。
新型コロナウイルスによる肺炎の影響を受けて、第1四半期には全国の外資導入額(実行ベース、以下同じ)が2161億9千万元(1元は約15.2円)に上り、前年同期比10.8%減少した。3月の全国外資導入額は817億8千万元で同14.1%減少し、減少幅は2月に比べて11.5ポイント縮小した。第1四半期には、ハイテクサービス業の外資導入額は同15.5%増加し、サービス業に占める割合が29.9%に達した。このうち情報サービスの外資導入額は28.5%増加、電子ビジネスサービスは62.4%増加、専門的技術サービスは95%増加した。
■中国第1四半期のGDPがマイナス6.8%
速報値の計算によると、第1四半期の国内総生産(GDP)は20兆6504億元(1元は約15.2円)となり、不変価格に基づく計算では前年同期比6.8%減少した。
突如発生した新型コロナウイルスによる肺炎は確かに中国の経済運営に大きな影響を与えた。第1四半期には、主要な経済指標が目に見えて低下したが、3月には回復の兆しをみせ、低下幅が明らかに縮小した。
「人民網日本語版」