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今年の国家鉄道建設資金は1000億元増加
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国務院の李克強総理は5月22日の政府活動報告で、有効投資の拡大、交通や水利などの重大プロジェクト建設の強化、国家鉄道建設資金の1000億元増加に言及した。
全国人民代表大会代表・国鉄集団会長・党組織書記の陸東福氏はこのほど、『証券日報』の取材に応じ、「鉄道建設プロジェクトの再開を全力で推し進め、113の建設中鉄道プロジェクトは全て作業を再開し、予定通り進み、1月から4月の全国鉄道の固定資産投資は1477億元に達した」と述べた。
陸東福氏によると、鉄道投資計画の合理的な見直しが行われた。国家政策に後押しされ、鉄道は年初めの投資計画を基礎に、国家鉄道建設資金を1000億元増やし、投資規模の増加を促進する。また、鉄道債務リスクと建設の質のリスクの防止を引き続き最優先し、投資の効果と質を維持する。防疫が常態化する中で、第2四半期の全国鉄道の固定資産投資は2298億元に達し、前年同期比4.1%増加した。
鉄道部門の投資拡大の行動以外に、交通運輸部も有効投資を全面的に推進し、交通運輸プロジェクトの建設加速を保障している。
交通運輸部の李小鵬部長は5月19日に国務院新聞弁公室が開いた記者会見で、現有のプロジェクトを基礎に新たなプロジェクトバンクを形成し、新プロジェクトバンクへの新規投資は8000億元に達し、必要であればこれらのプロジェクトは前期作業を徹底することを基礎に、迅速に着工することも可能だと示した。
交通運輸部の戴東昌副部長は5月19日の記者会見で、今年の道路・水路投資は約1兆8000億元に達する見通しで、さらなる貢献に努めると示した。
交通運輸部の近年の投資状況について、蘇寧金融研究院の上級研究員の陶金氏は『証券日報』の取材に対し、「今年に入り、感染症の影響で交通分野を含むインフラ投資の増加幅はマイナスとなり、投資額は2019年より大幅に縮小した。しかし、両会の後、政策の実行と業務再開が進むにつれ、交通分野の投資実行額は正常な水準に戻るとみられる」と分析した。
陶金氏は、経済・社会の質の高い発展は技術レベルの向上、および各種投入要素の組み合わせの合理化、市場メカニズムの合理化を意味すると考える。各種インフラ自体が資本ストックの蓄積と資本要素の改善の手段の1つであり、交通分野の投資も経済における取引コストを削減し、運営効率を向上させることができる。中西部の一部地区のインフラ建設には依然として弱点が存在し、インフラ投資は弱点を補う重要な方法の1つとなっている。
(チャイナネット)