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06.10 09:50

輸出が回復を維持、民間企業にも積極的な動き

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税関総署が7日に発表したデータによると、中国の5月の貿易額は前年同月比4.9%減の2兆4700億元となった。うち輸出額は1.4%増の1兆4600億元、輸入額は12.7%減の1兆100億元。

税関総署の李魁文報道官は「データを見ると、中国の輸出は4月からの成長の流れを引き継ぎ、緩やかな回復を続けた。これは世界経済が大きく後退し、中国の貿易が低迷の大きな圧力に直面するなか非常に得難いことだ」と述べた。

また業界内の専門家によると、中国の貿易構造の改善・向上の特徴がより顕著になっている。

まず、一般貿易輸出入が占める割合が小幅上昇している。中国の1−5月の一般貿易輸出入額は6兆9100億元で、貿易額全体に占める割合は前年同期比0.1ポイント増の59.9%にのぼった。加工貿易輸出入額は8.1%減の2兆7700億元。中国の保税物流方式の輸出入額は0.1%減の1兆3900億元。

次に、貿易多元化の成果がさらに顕在化している。中国の1−5月の対ASEAN貿易額は増加し、対EU・対米・対日貿易額はやや減少した。うちASEANは中国最大の貿易パートナーの地位を維持し、貿易額は4.2%増の1兆7000億元にのぼり、中国の貿易額全体の14.7%を占めた。また中国と「一帯一路」沿線国の貿易額は3兆4300億元で、タイとの貿易額は8.1%増、ポーランドは6.9%増、ハンガリーは7.5%増となった。

他にも民間企業の貿易額が持続的に増加し、高い割合を占めている。民間企業の1−5月の貿易額は1.8%増の5兆1100億元で、中国の貿易額全体に占める割合は前年同期比2.9ポイント増の44.3%となった。うち輸出額は0.1%減の3兆2700億元で輸出額全体の52.7%。輸入額は5.4%増の1兆8400億元で輸入額全体の34.5%。



(チャイナネット)

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