大連有名な広場の紹介

      ★星海広場 元々は荒れ果てたゴミ埋立地であったこの地も今では大連屈指の観光スポットに変貌を遂げました。夜になると広場全体は綺麗にライトアップされ、特に幻想的に光る城砦（貝殻博物館）と天にかかる月はとても美しい情景です。中国と西洋の文化を折衷してデザインされた当広場はヒマワリ、華表（かひょう）（注：宮殿や陵墓などの前に建てられた装飾用の大きな石柱）、城砦彫刻の三つのテーマでもって構成されています。広場を貫く水景噴水大通りは全長792メートルにわたり、広場の中央には巨大な石柱がそびえ立っています。そして空中から俯瞰した広場の全容は『星海』の名にちなみ五角星の姿をしています。北京の天安門広場以外では国内唯一の華表を擁する広場です。

★中山広場 大連で最も古い歴史を持つ広場です。1899年に建造された中山広場は、中央にある広場から放射状に十本の道が伸びています。これは大連を開いた帝政ロシア時代のロシア人たちがあこがれの街パリの放射状の街並みを模して造ったものです。当広場は、市民の憩いの場であるとともに市内交通の要衝としての重要な機能を兼ね備えています。広場の周りをぐるりと取り囲んで建っている威風堂々とした十のヨーロッパ古典式の建築物は、二十世紀初頭に立てられたもので、大連市の重要文化財に指定されています。

★友好広場

二十世紀初頭に建造された当広場は、50年代に中ソ友好を記念して現在の名前になりました。現在は、ショッピング、映画館、ディスコなど文化･娯楽の中心地となっています。中央にある巨大な水晶球の模型は、中国の民間伝承では吉祥を象徴しており、大連に幸運をもたらすようにとの願いが込められています。

★港湾広場

大連埠頭とは目と鼻の先の距離の潮風が香る当広場の中央には銅制の西洋式帆船の巨大な模型があり、これは古代中国の航海文明を象徴しています。

★海之韵広場

大連市の東端に位置する当広場は日の出を拝むには最適のスポットです。広場に飾られた二十一羽のハトの像は新世紀の象徴であり、50輪の花の像は新中国の輝かしい歴史を物語っています。

★海軍広場

旧市街に位置する当広場の中央には花崗岩を敷き詰めて描かれた世界地図があり、その周りに設置された噴水は全てコンピューター自動制御によって六つの異なった『水の芸術』を楽しませてくれます。流れる音楽とともに波打つ広場の姿は、勇ましく闊歩する人民海軍を象徴したものです。噴水池の後ろ側には大きな一面の壁が水の中に立っており、海軍の輝かしい壮大な発展の道のりが記されています。