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07.16 09:10

上半期の自動車生産・販売台数、各1400万台を突破

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中国の今年上半期の自動車累計生産台数は前年同期比4.2%増の1405万8000台、累計販売台数は5.6%増の1406万6000台となった。陳士華氏は「上半期の販売台数の伸び率は高めだが、これは前年同期の販売が振るわなかったからだ」と指摘した。

 

新エネ車の生産台数は94.9%増の41万3000台、販売台数は111.6%増の41万2000台。許海東氏は「近年の状況を見ると、新エネ車は上半期の販売台数が少なめになっている。内的動力の推進を受け、新エネ車の販売は下半期も好調を維持するはずだ」と分析した。

 

中国汽車(自動車)工業協会は11日、今年6月の中国自動車生産・販売データを発表した。6月の中国自動車生産・販売台数は前月比でやや減少したが、前年同期比で高い伸び率を維持し、全体的には安定した。上半期の自動車販売台数の伸び率は前年同期を1.8ポイント上回り、全体的に年初の予想よりも好調だった。

 

具体的に見ていくと、6月の中国自動車生産台数は前年同月比5.8%増、前月比2.3%減の229万台、販売台数は前年同月比4.8%増、前月比0.6%減の227万4000台。上半期の中国自動車累計生産台数は前年同期比4.2%増の1405万8000台、累計販売台数は5.6%増の1406万6000台で、伸び率は1−5月より4.2ポイント上昇、5.6ポイント上昇となった。

 

SUVが初のマイナス成長、セダンが市場成長の主な動力に

 

6月の乗用車販売台数は前月比0.8%減、前年同月比2.3%増の187万4000台。近年売れ行きが好調なSUVはペースを落とし、6月に初のマイナス成長となった。市場シェアが最大の乗用車市場は回復を続け、成長が目覚ましい。上半期の中国乗用車販売台数は前年同期比4.6%増の1177万5000台。


具体的に見ると、セダンの販売台数は前月比2.5%増、前年同月比9.1%増の96万3000台。SUVは前月比3.1%減、前年同月比0.5%減の73万8000台で、SUVとしては近年初のマイナス成長。ミニバンは前月比7%減、前年同月比21%減の12万9000台。

 

国別に見ると、上半期のドイツ系乗用車の販売台数は247万2800台で、乗用車の販売全体の21%を占めた。日本は209万1200台(17.76%)、米国は125万8600台(10.69%)、韓国は55万2200台(4.69%)、フランスは19万6800台(1.67%)。前年同期と比べ、米国ブランドの市場シェアが低下し、フランスが横ばいとなった。その他のブランドは小幅上昇し、韓国系が急伸している。許氏は「中国市場は競争が激しい。中国ブランドは製品と質で攻めに転じている。米国系はそもそも競争力が高くなく、中米貿易摩擦が生じるなか、中国人消費者の感情にも悪影響が及ぶ可能性がある。下半期の売れ行きが懸念される」と述べた。

 

新エネ車の生産・販売は6月も好調で、生産台数は前年同月比31.7%増の8万6000台、販売台数は42.9%増の8万4000台で、前月比では伸び率がやや低下した。今年上半期の新エネ車の生産台数は前年同期比94.9%増の41万3000台、販売台数は111.6%増の41万2000台。



許氏は新エネ車の発展の流れについて「近年の状況を見ると、新エネ車の上半期の販売台数は少なめで、まとまって売れるのは下半期だ。今年上半期の販売台数は近年を大きく上回り、さらに内的動力の推進があり、新エネ車の販売は好調をキープするだろう。今年の新エネ車の100万台の販売目標は、問題なく達成できると考えている」と話した。






(チャイナネット)


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