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今年のメーデー連休は消費が高度化、需給ともに旺盛
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中国銀聯が5日に発表した統計によると、今年のメーデー連休の銀聯ネットワーク取引総額は1兆2900億元に上り、前年同期比で42%増加した。
業界関係者は、「飲食業の消費が活気づき、新興消費が勢いよく成長、サービス消費の注目ポイントが続々と現れたことで、今年のメーデー連休の消費市場は大きく盛り上がった」と分析した。
■飲食消費が旺盛に
「連休の飲食市場は賑やかに活気づき、見どころが際立ち、消費が大きく盛り上がった」。中国飯店協会の韓明会長は、「メーデー連休の飲食消費市場は多様化・特色重視・質的向上の方向に向かった。飲食の特色・嗜好性・体験性などが消費の新たな注目ポイントになった。老舗・特色ある飲食・地方の軽食などに観光客の人気が集まり、大きく伸びた。ファストフード・カフェ・夜食などが庶民のレジャー消費のニーズを満たした」と指摘した。
美団点評のまとめによると、今年のメーデー休暇は、飲食店内での注文数と売上高が顕著に伸びた。連休を利用した小旅行の増加で、高級ホテルの消費の目玉となるビュッフェの注文数と売上高が前週の同時期よりそれぞれ1.9倍と2倍増加した。観光客に人気のバーベキューの注文数が前年同期の1.7倍に急増したことが、メーデー連休の飲食消費の大きな特徴となった。
■サービス消費の注目ポイントが続々
メーデー連休期間中に、北京市が実施した文化関連イベントは270項目、のべ698回に上った。営利目的の公演は100箇所のステージで、304回開催、観客数はのべ14万4千人、興行収入は2093万1千元だった。このほか特別に、中山音楽堂の京劇「四郎探母」、天橋芸術センターの中国伝統音楽劇「春江花月夜」、鼓楼西劇場の新劇「オリアナ」などを含む「北京恵民低価格チケット助成プログラム」が上演された。
中国社会科学評価研究院の荊林波院長は、「中国は世界最大規模の中間所得者層を有しており、サービス消費市場には依然として巨大な潜在力がある。人々の消費需要は衣食に限らず、観光・文化・教育などサービス消費の分野に更に高い関心が寄せられている」との見方を示した。灯塔専業版のまとめによると、メーデー期間中の映画興行収入は約15億4千万元、1日平均3億8千万元、観客数はのべ3500万人に上った。
■新興消費が勢いよく成長
「今年のメーデー連休は、ネットショッピング・フード宅配・カスタマイズ旅行・シェア民泊・モバイル決済などに代表される新興消費が勢いよく成長した」。中国貿促会研究院国際貿易研究部の趙萍主任は、「新興消費には顕著なイベント消費の特性があり、成長速度も鮮明で、消費内容も多様化しており、消費高度化の流れと一致している」と語る。
新興消費は消費者の多様な連休需要を満たした。ネットショッピングでは、美団外売の統計によると、旅行用テイクアウトの注文数が大幅に増加した。飲食以外でも生活用品の緊急需要の注文が急増し、メーデー期間中に人気の観光都市ではモバイルバッテリーや靴下などの注文数が通常より80%以上増加した。天候の影響を受ける商品の注文も増加し、北部ではヤナギの綿毛の飛散に伴いマスクの販売数が通常より150%以上増加した。
(チャイナネット)