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06.28 09:05

中国アフリカ経済貿易博覧会、「中国の知恵」を提供

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「アフリカの発展を促進し、アフリカの人々と現代文明および繁栄を共有することは、中国を含む世界の主要経済国の責任と義務だ。中国の経験・中国の知恵・中国のプランは、今まさに貧困脱却を切望し発展を目指すアフリカ諸国が手本とするのにふさわしい」。著名エコノミストの林毅夫氏は26日、「中国アフリカ経済貿易協力事例プラン集」の発刊記念式典でこう語った。


これと同時に、Web上でも中国アフリカ経済貿易博覧会プラットフォームが正式に開設された。これは、第1回中国アフリカ経済貿易博覧会の正式開幕を前に、中国アフリカ経済貿易協力に送られた主催者からの「お祝い」だ。


中国アフリカ経済貿易博覧会は、中国のアフリカへの協力に向けた「8つの行動」の第1弾となる「産業促進行動」の第1項目の措置で、中国アフリカ協力フォーラムにおける重要な経済貿易活動のプラットフォームでもある。博覧会は湖南省で長期展示され、2年に1度、商務部と湖南省政府の共催で実施される。


「プラン集」は全6冊で、中国語版・英語版・フランス語版がある。収録されている101の事例・プランは中国の21の省・直轄市とアフリカ31カ国をカバーし、農業・工業製造・商業貿易・インフラ・産業団地協力・エネルギー鉱業・融資協力など8つの分野に及ぶ。

林毅夫氏は、「この事例・プランは中国とアフリカの長年に渡る協力の成果と経験を示すもので、運用面での実用性を重視しており、アフリカ諸国にとって積極的に参考とする価値がある」との見方を示した。


中国とアフリカは遠く離れており、両者の貿易パートナーは言語や標準時間帯、大陸を跨いだ効率の高い貿易チャネルを必要としている。インターネット中国アフリカ経済貿易博覧会誕生に伴い、業界関係者は「永遠に閉幕しない」博覧会が湖南省の湘江のほとりで半永久的に開かれるとの見方を示した。


「時間や場所に関わらず、中国とアフリカの人々や企業は皆、インターネット中国アフリカ経済貿易博覧会を通じて、自分が欲しい商品や理想とする協力パートナーを探し出すことができる」。アフリカのEC事業者Kilimallの 楊濤CEOは、「先進的なデジタル手段により中国アフリカの27億人に多くの商品展示と協力交流の場を提供できる」と語る。

インターネット中国アフリカ経済貿易博覧会ではすでに、輸入B2B(企業間取引)、輸出B2B、輸出B2C(企業対消費者取引)、輸入B2Cの4つのプラットフォームが構築されている。向こう5年で、同プラットフォームは1億種類の商品・サービスを掲載し、中国アフリカのユーザー約5億人と企業100万社が利用できるようにする予定。また、アフリカで10万カ所の拠点を設置し、1日あたりの越境EC配送個数100万個、サービススタッフ200万人を目指し、湖南を全国の中国アフリカ経済貿易センターとする考えだ。


湖南省商務庁の徐湘平庁長は、「今後は事例・プランを常設の枠組みとして持続的に推進し、中国の知恵・中国の経験を中国アフリカ経済貿易協力の具体的な運用に融合させると同時に、同プラットフォームのアフリカでの定着と現地化を推進する。中国ではネットとリアルを効率的に融合させ、永遠に閉幕しないネット博覧会を造り上げる」と述べた。







(チャイナネット)


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