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07.12 09:56

モナコが華為の技術を導入 5Gフルカバー国に

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ファーウェイ(華為)とモナコ最大の通信事業者・モナコテレコムがモナコで9日、第5世代移動通信技術(5G)の商用化セレモニーを開催した。モナコは10日より、世界初の5Gフルカバー国になった。中国企業の技術サポートを受け、モナコのスマート都市サービスが展開を加速している。デジタル経済、「5Gスマート国」などの計画が徐々に実現に向かっている。モナコテレコムのエティエンヌ・フランツィ社長は、「ファーウェイの技術サポートにより、モナコは5Gフルカバーを実現した国になった。これは国のデジタル化建設に対して重要な力を発揮する」と述べた。


モナコテレコムの公式サイトにアクセスすると、5G技術をサポートするファーウェイ製スマホが表示される。トップページの5G技術のPR動画が特に人目を引く。モナコの各分野の関係者と専門家が、5G技術都市の生産・生活にもたらす変化(工業、文化、医療、物流、交通など)を紹介する。新技術がもたらす新たな応用は、モナコのデジタル経済及び情報消費の発展に新たな動力を注ぐ。


具体的な5G信号使用例を示すことで、人々は5Gが日常生活にもたらす変化をよりはっきり理解できる。例えばモナコの消防隊員は4K高画質動画をリアルタイムで伝送するドローンを手にする。これは救助作業の利便性を飛躍的に高める。ワイヤレスネットワークを搭載したバス停も人々の生活とデジタルを一体化させ、生活の質を高める。また5Gは2020年に開催されるF1モナコGPなどで実際に応用される。


モナコのデジタル化モデルチェンジ担当者のフレデリック氏は、「モナコ国民はこれに期待している。ファーウェイとの協力はモナコのデジタル化ライフへの転換だ。5Gはより高速な伝送、より高品質のデジタルサービスを意味する。人々の生活の質をさらに改善し、より多くの発展チャンスをもたらす」と述べた。

モナコは地中海北岸に位置し、中国から遠く離れているが、1995年の国交樹立意向、二国間貿易が安定的に成長している。近年はデジタル経済及びモバイル通信事業の交流が特に活発で、緊密な協力関係を築いている。ファーウェイとモナコテレコムは2012年より事業提携を開始した。モナコはこれにて世界初の1000M級固定ネットワーク事業、1000M級モバイルネットワーク事業を展開する世界初の国になった。モナコテレコムは昨年9月にファーウェイと正式に5G協力協定に署名し、モナコの5Gフルカバー実現に向け取り組むことを決定した。双方は今年2月に正式に5G協力了解覚書に署名した。


モナコテレコムのマルティン・ペロネCEOは「ファーウェイは卓越した技術、革新的な理念を持つ。当社は3・4G時代からファーウェイとの提携を選択していた。双方の今回の協力は、モナコのデジタル化の未来を築く」と述べた。ファーウェイの郭平・輪番会長は「当社はモナコテレコムの長期的な技術協力パートナーだ。双方の協力はモナコ企業及び国民により良いデジタル化サービスをもたらし、他国の5Gとスマート都市の融合の見本になる」と述べた。


マルティン・ペロネ氏は「これは新たなスタートラインだ。5Gがもたらすのはスピードだけではなく、コンテンツと形式の深い変化も伴う。モナコはデジタル化モデルチェンジの先行者で、ファーウェイの先進的な技術を利用し、真の5Gスマート国をつくる。モナコの政府・企業・国民により高品質のサービスを提供する」と強調した。








(チャイナネット)


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