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11.06 09:42

輸入博覧会 海外の業者が中国のビジネス環境を称賛

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第2回中国国際輸入博覧会が11月5日から10日にかけて上海で開かれる。150以上の国と地域から3000社以上の企業が参加。

開幕前、多国の商会および出展業者が中国網の取材に応じ、輸入博覧会は技術と商品を紹介する理想的なプラットフォームだと示した。そのほか、多くの出展業者が中国の開放拡大、ビジネス環境の改善に向けた措置を高く評価した。

海外商会:積極的に展示準備、中国のビジネス環境改善を称賛

ロシアは第1回輸入博覧会に続き、今回も主賓国となる。商工会議所の上海代表であるヴィヤチェスラフ・デニスキン氏によると、2019年第2回輸入博覧会にはロシアから50社以上が参加し、展示面積は1500平方メートルに達する。

ロシア商工会議所は輸入博覧会の効果を特に重視し、博覧会は中ロ両国の協力、および両国政府が設定した2024年までに貿易額を2000億ドルにするという目標の実現を促すと考えている。

ヴィヤチェスラフ・デニスキン氏は、輸入博覧会は国際貿易の信頼メカニズムを構築する典型例だと考える。輸入博覧会に参加するロシア企業は中国市場を重視し、企業自身が市場競争力を備え、自社製品とサービスを中国人消費者のニーズに近づけようと努力している。

同様に主賓国の1つであるフランスは国家展示館を設置し、世界的に評価の高い17社のフランス企業、6つの地区および公立機関を紹介する。中国フランス商会のクリストフ・ラウラス会長は、多くのフランスの農産品、自動車、自動車部品、エネルギー、航空宇宙などの企業、および中国で技術シェアや発展を考えている企業が今回の展示会に参加すると紹介した。

ラウラス氏は、中国国際輸入博覧会はフランス企業に中国市場進出の良い機会を与えたと考える。また、多くのフランス企業が中国の経済成長に積極的に参与し、成功のチャンスをシェアすることに期待を示した。

ラウラス氏は、「中国は近頃、複数の措置を講じて外資投資の便利を図っている。例を挙げると、外資投資のネガティブリストの縮小、外商投資法の公布、輸入関税の引き下げなどがある。これらの措置はどれも中国での投資を便利にし、中国市場の魅力も高めた。これは中国がこの分野で成功した理由だ」と話した。

ドイツは第1回輸入博覧会の主賓国で、今年の参加企業は前年より増加し205社に達した。ドイツ商工会議所上海代表所のシモーネ・ポール首席代表は、輸入博覧会は中国で業務を行う外資系企業にとって大きな意味があると考える。今年、ドイツからの出展業者が増加したことは、2018年第1回中国国際輸入博覧会がドイツ企業に良い場を提供し、ドイツ企業と中国公共部門の提携パートナーとの間により密接な関係を築き、中国の現有・潜在的なビジネスパートナーとの関係を強化したことを示す。

第1回の主賓国の1つであるメキシコも今年の参加企業は60社に達し、前年より5割増加し、商品カテゴリも拡大した。中国メキシコ商会のビクター・カデナ副執行主席は取材に対し、「輸入博覧会は各国企業が対話・交流できるプラットフォームを構築した。これはメキシコ企業にとって巨大なチャンスを意味し、我々の出展業社は今回の輸入博覧会で多くの中国企業と関係を築き、新たなビジネスチャンスを発掘し、より多くの協力のチャンスを探ることを期待している」と述べた。

カデナ氏は中国のビジネス環境改善を持続的に推進する各措置を高く評価し、「今年に入り、中国は各種の減税、引き下げ政策を打ち出した。『中華人民共和国外商投資法』および『ビジネス環境改善条例』は印象深い。ビジネス環境の改善は中国企業に恩恵をもたらすだけでなく、メキシコ企業の中国での投資も便利にし、我々は中国の解放拡大、外資誘致の誠意を実感している」と話した。

海外出展業社:中国市場に期待、展示のチャンスを探る

日本のリコーグループは2回目の輸入博覧会参加となる。リコーソフトウェア研究所(北京)有限会社の于浩会長によると、昨年の輸入博覧会で、リコーグループの展示ブースは予想を上回る人気ぶりだった。期間中、150社以上から購入意向を受け取り、喜ばしい成果を上げた。第2回輸入博覧会で、リコーグループは展示面積を400平方メートルに拡大した。

于浩氏は、「リコーグループは今回の輸入博覧会を通して中国の各級機関、企業、研究所、大学との協力分野を拡大し、中国経済のモデル転換・グレードアップおよび持続可能な発展にさらに貢献したいと考えている」と話した。

同様に日本の「ガラス王」と称されるAGCグループも2回目の輸入博覧会参加となる。執行役員で中国総代表の上田敏裕氏は中国網の独占インタビューに応じ、中国は「世界の大工場」であるとともに、「世界の大市場」でもある、未来には大きな成長余地があると話した。AGCは中国の巨大な市場ニーズを引き続き支持し、中国市場とともに成長したいと考えている。

Pierre & Vacances-Center Parcs(PVCP)グループは欧州の観光地の開発および管理を行う大企業である。今回は初めて輸入博覧会を参加する。PVCPグループの中国CEOの李祺氏は中国網の独占インタビューに応じ、中国の交通インフラは壮大である、中国市場と輸入博覧会への期待を語った。

李祺氏は、「輸入博覧会への参加は我々の中国での知名度を高める良い手段。我々は欧州市場ではリードしているが、中国ではまだ経験が浅い。そのため自分を見せる必要があり、輸入博覧会は我々にとって非常に良い機会だ」と話した。




(チャイナネット)

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