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中国の1人あたりGDP、初めて1万ドル超える
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中国マクロ経済研究院が主催する第1回中国マクロ経済年次総会が1月11日、北京市で開かれた。年次総会で、国家発展改革委員会の寧吉喆副主任は、2019年の消費者物価指数(CPI)、新規就業者、住民所得、人民元為替レートなどの指標は合理的水準となり、中国の1人あたりGDPは初めて1万ドルを超える見通しだと話した。
寧吉喆氏は、全体を見ると、2019年の中国の国内総生産(GDP)は100億元に迫り、1人あたりGDPは初めて1万ドルを超える見通しだと述べた。この経済規模の上昇は人民の所得増加、企業の収入増加、生活が裕福になったこと、さらに人類史上における重大な進歩を意味するという。
多くの専門家が、2019年の中国の1人あたりGDPの1万ドル突破は全社会構造の重大なモデル転換を意味し、今年は経済の重要なターニングポイントになると見ている。
国家発展改革委員会は、2019年のGDP成長率は年始に設定した6~6.5%の目標を達成すると予想し、このような成長率は世界の主要経済圏の中でも上位に位置するとした。
寧吉喆氏によると、2019年のCPIは前年比2.9%上昇し、3%前後の年度目標を下回った。また、19年1~11月の全国都市部の新規就業者は1279万人で19年の全国都市部の新規就業者1100万人以上という目標を2カ月早く達成し、7年連続で1300万人を超える見通し。
特筆すべきは、経済の先行指標である購買担当者指数(PMI)が2カ月連続で臨界値を上回った点である。
国家統計局が19年12月31日に公表したデータによると、2019年11月に臨界値を上回ってから、12月の製造業PMIは再び臨界値を維持し50.2%に達した。専門家は、50%の臨界値維持は中国経済の回復の兆しであり、生産、調達、輸出入に対する自信の向上を示すとの見解を示す。しかし、2020年の経済も大きな下降圧力と外部の不確定性に直面し、経済回復要素と経済下降圧力が対立している点にも注目したい。
寧吉喆氏は年次総会で、世界銀行の2018年の統計によると、1人あたりGDPが1万ドル以上の国は合わせて約16億人だとし、「人口14億人を抱える大国である中国の1人あたりGDPは1万ドルを超え、世界の30億人がこの行列に入ったことは、世界にとってプラスであることは間違いない」と話した。
(チャイナネット)